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200光年先に地球と似通った環境の星が見つかったらしい。およそ地球の3倍だという。気の遠くなるような話だけれど、なんとも夢のあるお話。
昔、茂木健一郎氏が『私にとっての最高のLOHASは目を閉じて、宇宙の事を考える事だ。』とBRUTUSかなにかの特集で言っていた。『LOHAS』とまではいかないけれど『最高の現実逃避ではある』と、当時感じたように思う。僕にとってのそれはEAMESの『Power of ten』だった。生まれて初めて宇宙を感じた瞬間だったかもしれない。自分の中にも宇宙は広がっているのだ、なんていわゆるスピリチュアルな考えが頭を巡っていた。スチャダラパーの『B-BOYブンガク』の『パワーオブテンのように 10の25乗からマイナス15乗行き来しながら~』がなければそこへは辿り着かなかった。
プラネタリウムで見た『星の死』がいまだに忘れられない。ふとした時に思い浮かべる。あの色を心の中でずっと追いかけ続けているように思う。