20101121
20101116
20101113
20101110
20101024
20101008
20101005
Ziggy Stardust
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200光年先に地球と似通った環境の星が見つかったらしい。およそ地球の3倍だという。気の遠くなるような話だけれど、なんとも夢のあるお話。
昔、茂木健一郎氏が『私にとっての最高のLOHASは目を閉じて、宇宙の事を考える事だ。』とBRUTUSかなにかの特集で言っていた。『LOHAS』とまではいかないけれど『最高の現実逃避ではある』と、当時感じたように思う。僕にとってのそれはEAMESの『Power of ten』だった。生まれて初めて宇宙を感じた瞬間だったかもしれない。自分の中にも宇宙は広がっているのだ、なんていわゆるスピリチュアルな考えが頭を巡っていた。スチャダラパーの『B-BOYブンガク』の『パワーオブテンのように 10の25乗からマイナス15乗行き来しながら~』がなければそこへは辿り着かなかった。
プラネタリウムで見た『星の死』がいまだに忘れられない。ふとした時に思い浮かべる。あの色を心の中でずっと追いかけ続けているように思う。
20100921
Lovely
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子供の頃からの悩みであった『痩せ』が、最近になって『酒太り』という事で改善され始めている恐怖に怯える毎日である。友人のダンサーOの自宅には地下があり、たまたま話をしていたOと僕とイベンターのHの3名で3名だけのDJイベントを行う。機材を組み、酒を用意し、照明を作り(これが非常に面白い)、3名で順々につないでいく。3名とも選曲が異なっていてOはハウスを中心とした早い選曲。HはヒップホップやR&B。僕はというとエレクトロニカやトリップホップ等のゆるゆる中心。曲をつなぐのは難しい。ジャンルを絞れないからである。自宅で一人でつないでいるのと大きな音を出しながらでは全く勝手が違い戸惑う。が、楽しい。ダンサーOは幼少の頃から母親にマイケルジャクソンを叩き込まれていたようで、大好きなスムースクリミナルを踊ってくれた。いい機会だと思ってダンスの基礎的な事を教えてもらう。が、ステップを踏む度に身体が重い事にそこで気がついた。気になりはじめるとあれよあれよとパンツがきつい。ベルトも一つ穴が移動している。『自分にもとうとうやってきた新感覚』と嬉しいようで、残酷にも自分の頭に強く刻まれた言葉は『なんかみっともないな…』というワード。
やっと涼しくなってきたので、また走りはじめた。
20100912
20100830
Monochrome Garden
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法事の為に沖縄に帰省。僕は小さな頃から沖縄に関心がなく『沖縄が田舎だなんて良いね』と言われても『良い?』という感覚でしか話ができなかったし、大好きなおばあちゃんが住んでいる場所。という単純な感覚でしかなく思い入れもなく。なんとなく小さな頃から移動を繰り返していると自分の感じる『故郷』というものが人の言う『故郷』とは別のものに思えて、人の言う『地元』という言葉が羨ましくもあり今でも『地元』という言葉を自然と自分の口からは言えない。しかしここ数年『ルーツ』について度々考える瞬間があり、どんな場所なのかどんな歴史があったのか基本的な事位は知っておきたいと考えるようになる。沖縄は非常にしきたりが多くその為に妹も沖縄に住んでいる。全ての親戚づきあいを担ってくれている。今回はその手伝いもあり、旅行ではお決まりの『なになにのどこどこへいった』という事もなくひたすら家の中で朝から晩まで手伝う事に。
主に3日間、初日を【ウンケー】中日を【ナカヌヒ】最後の日を【ウークイ】で行う。【ウンケー】は祖先を家に迎える日、【ウークイ】で『また来年ね』と見送る形となる。
朝7時に起きてお供え物を作る。いわば朝食。その後に昼のお供え物。夜のお供え物。なんと15時のおやつもある。その度に食材を近くのスーパーマーケットへ買出しに出かけ家にすぐ戻り食事を作る。と、いう事を繰り返しているとあっという間に日が暮れる。ベランダから見える青く広がる空、雲、街、海を見て何度も想い馳せながらひたすらシャッターを切る。その間に合間を見ながら各親戚の家々へとまわり線香をあげ、手を合わせる。そしてその逆もあり親戚が沢山訪れる。人と人とのつながりが非常に濃いと感じる瞬間。僕はどちらかというと沖縄顔ではない上に面識が薄いので色々と話をする事になるのだけど、なんとなくその度に輪をかけて緊張。沖縄タイムなんてとんでもない、と言わんばかりにあっという間に3日目となり、最後は【紙銭】という紙を親戚全ての名前を唱えながら燃やしていく。天国への通貨、というと解りやすい。『終わった…』とほっと一息ついていると外では地元の青年団による【エイサー】が始まっていた。なんだかんだで初。太鼓をたたきながら街を練り歩くその姿は圧巻でした。
行った時期が丁度甲子園真っ只中。興南高校が優勝春夏連覇がかかっていたという事もあり沖縄はワールッドカップのような盛り上がりを見せ、お昼にすば(そば)を食べに行けば沢山の人がすばそっちの気でビールを飲みながら応援し、スーパーへいけばBGMが野球中継。選手がホームインする度に買い物に来ている人のみならず店員も手を叩き店のいたる所から悲鳴が聞こえ、優勝の日は近くの興南高校から怒号のような歓声。エイサー中も大きな幕が張られ皆嬉しそうに踊っていました。
最後の日は親戚のユタさんと一緒にお寺へ行き、拝みをしていただいた。ユタさんというのは霊媒師さんの事で、今回自分の出生に関わる事でお話を聞いておきたいと思っていた事もあり、お線香をあげに行った際に思い切って聞いてみると『最後の日に一緒にお寺へ行って拝みをしましょう』という運びに。
結果『血は争えない』という言葉が頭をよぎる形となり、僕には関係のない事だと目を背けていた事が実は自分にとってとても重要な事だったのだと伝えられる。僕は沖縄の人間だったのだ、とその時初めて実感する事となる。知らなくてはいけない事、その為に訪れなくては行けない場所、会わなくてはいけない人。しばらく沖縄には通う事になりそうです。
『そうだった、写真とは自分にとって正直になる事だった。』
20100809
- お知らせ -
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この度、神奈川県が主催する美術展に入選、また、その展覧会が行われる為お知らせ致します。この美術展は写真以外にも工芸・書・平面立体の各部門があり今回僕は写真の部門にて展示されます。美術展は2期展に分かれており、1期展が工芸・書・写真、2期展が平面立体となります。様々な美術家の方が出品されているという事もありますが、他部門の作品も同時に見る事ができ、飽きない形になっております。個人的には工芸と立体平面は広さを生かした大きな作品が多いので見ごたえがあります。お近くをお立ち寄りの際は是非。
以下詳細となります。
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【神奈川県美術展】
展覧会場:神奈川県民ホールギャラリー(入場無料)
1期展 【工芸・書・写真】 平成22年9月8日(水)~9月19日(日)
2期展 【平面立体】 平成22年9月22日(水)~10月3日(日)
┗午前9時~午後6時迄(各最終日は午後2時迄)
※場所は上記MAP参照。
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Comforting Sounds
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友人の結婚式の写真を整理していて、泣かないかな、と思ってたけど気づいたら泣いていた当日の事を思い出していた。高校生からの付き合いでもう10年以上。良い事は勿論、嫌な部分も見せ合ってきた。それはもう嫌な部分を。それでもめげずに友人を続けてくれている。だからこそ素直に嬉しいと思えたし、幸せになってほしいと強く思う。スライドショーで新郎新婦の生き方が投影されていた。それは物語として成立していてさながら映画の様だった。結婚式はとてもドラマティックだ。皆が笑顔で祝福に満ちていた。そんなシーンを切り取る事ができて幸せだなと、現像しながら想った。写真を撮りはじめた頃、漠然と『映画のような写真が撮りたい』と思っていた事がある。少しずつではあるがあの頃思い描いた希望に近づいていきたい。
20100420
DESIRE
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ぐつぐつと波打って器から溢れ出そう。こぼれないようこぼれないようにとしてきたけれど、もう限界の様。器が小さすぎる。今考えるべき事はこぼす事を恐れるのではなく、どこへ注ぐのか、その選択。嘘をついても正直になっても、誰も飲んでくれないかもしれない。でも地面にこぼれ落ちて蒸発していくのをただぼけーと見ている事だけはしたくない。焦りと冷静さを保ちたいうねりの中で正直にそう思った途端に周囲が静かになる。その静寂は狂気にも似ている。静かだが激しい。でも今はその感覚を信じたい。
20100408
20100405
20100401
20100315
20100310
20100204
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